2024-05-29
息子の症状は一進一退で鎮痛剤や制吐剤の効いている間はいいが、一向に良くなっているという実感はなく、むしろ進んでいるような感じさえするらしい。
たまたま面会に行った時にデイルームで担当医が通りかかって、ちょうどいいからお話しますねって軽い感じで、「これ以上入院しててもすることもありませんので退院の方向で調整します。」と言われ飛び上がるほど驚いた。
だってまだ頭はズキズキするし、ふらつき、気分の悪さ、右足右手のしびれなど、症状が良くなっているという実感がないのに!!
「CTをみても出血は収まっていて拡大はしていないので、それらの症状は脳の腫れによるものでピークは過ぎています。」とおっしゃる。
息子が「このまま家に帰っても普通の生活が送れる自信がない。」というと、「ここは急性期病院ですから別の病院に転院する方向で調整をかけてみましょうか?空きがあればの話ですが。」と言われた。
この苦しい症状は後遺症だからこのまま一生付き合っていくしかないの?手足のしびれはともかく、頭痛や吐き気、ふらつきもずっと我慢しいて生きてゆくなんて普通の人間には無理じゃない?
精神がやられてしまうよっ!!!!!
とは言わなかったけどなんだか納得いかない。
もちろんネットで調べても延髄の海綿状血管腫の手術は危険すぎて出来ないと書かれていて。それが第一選択肢でないことは私にもわかる。
しかし社会復帰までの道筋がちょっと乱暴じゃないのかしら?と思ってしまう。
とにかく転院先を探してもらうようにお願いしてこの日は帰ってきた。
セカンドオピニオンという言葉がチラッと脳裏をかすめたが、私も年をとったせいかパワーが出ない。
息子ももう今の仕事は辞めるしかないのかなぁと気落ちしている。
これから後遺症を抱え一生びくびくしながら暮らしていくのかな。
白血病の再発恐怖からようやく逃れられたと思ったら、今度は海綿状血管腫の再出血の恐怖におびえながら暮らすのか、実に暗澹たる気持ち。
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